藤田建装は1924年、商品台・ショーケースなどをオーダーメイドで製作する「藤田店飾専門店」として、この浅草の地に生まれました。

多様な商品の中でも、独自のアイディアで製作したケースが菓子業界で、大ヒット。当時、東京にあった菓子店のほとんどに導入されていました。

その後、スーパーマーケットを日本で先駆けて展開したお客様からご依頼をいただいた、店舗コーディネートを行ったことがきっかけで、美容院、レストラン、喫茶店など、様々な業態の店舗設計・施工を手がけるように。本格的な内装建築会社としての歩みをはじめました。

そして、時代やお客様のニーズとともに事業は進化。中国やベトナムへの進出を実現し、より多面的なサポートができるようになっております。

着実に歩みを進めてまいりましたが、これからも常に変化を続け、満足をご提供できる企業を目指してまいります。

工場設立前の市場調査からOEMを経て工場を設立し、現在まで上海藤建家具とともに歩んでまいりました。急速に変わる中国の政策、国民の生活水準の変化には驚かされます。また、環境に対する政府の規制強化の変化は特に大きいものがあります。弊社も環境問題には最重要項目として、真摯に対応させていただいております。今となっては上海松江工業区で木工塗装製品ができる木工場は希少のようです。

さて、通常の中国系木工場は流れ作業が基本となり、大量少品種の生産を得意としている為、少量多品種の生産には向いておりません。上海藤建家具では7～8人の木工チームが10組あり、大量少品種はもちろんのこと少量多品種の生産にも対応できるという強みがあります。また、超大型製品も組立てまで完成させての検品が可能です。もちろん出荷時は分解して出荷しますが、一度組んだものを現場で再組立てするのは容易なことです。と、言ったように他の工場に比べ、お客様の様々な想いをカタチにすることが可能な工場であることを自負しております。

また、本社である藤田建装は、さまざまな商業施設・空間の創造に携わっております。
その中で一貫して取り組んできたことに、“想いをカタチに。モノづくり、一直線。”をコンセプトとして、「世の中を幸せにする空間」をご提供するというテーマがございます。上海藤建家具もこのテーマに向かってお手伝いをさせていただいております。

今後も、お客様の期待に応えられるパートナーであるために上海藤建家具に与えられた永遠のテーマと考えております。お客様に家具生産、提供を通して、常に喜んでいただけるよう引き続き努力を続けてまいります。

上海藤建家具有限公司　　
総経理　安孫子　芳和